NotionAIに壁打ちからほんとに全て任せてみた

NotionAIに壁打ちからほんとに全て任せてみた

NotionAIを気軽に使ってみるアドベントカレンダーの1日目です。多分続くはずです。物事を深堀りするAIとの壁打ちについて、壁打ち自体がそもそも疲れるので全部NotionAIに丸投げできるか試してみました。
Clock Icon2024.12.01

NotionAIを気軽に使ってみるアドベントカレンダーの1日目です。昨年はNotionQAについてカレンダー形式で書いてみましたが、有効活用にこだわりすぎた感がありました。今年はNotionAIが気楽に使える存在として手軽な利用方法を紹介していきます。

NotionAIに壁打ちを任せてみる

AIとの壁打ちは、物事を深く掘り下げる手法として非常に効果的です。ただし、一つの課題は、行き詰まった時点の考えを最終的な答えとしてしまいがちな点です。深掘りの度合いは状況によって異なりますが、時として議論が脱線し、本質から離れてしまうこともあります。

そこで、ふと閃いたのです。壁打ちの返答すらAIに任せた方が一貫性があるのではないか、と。そこまで来ると「人間の役割は何なのか」という疑問が生じますが、結局必要なのは結論なのだと割り切ってみます。

壁打ちの問

AIに投げた問は以下の通り。

AIの壁打ちについて、絵文字を使って会話形式にして

そして出てきたやりとりは以下の通りです。

ユーザー 🤔: AIに壁打ちってどうやるの?

アシスタント 🤖: 壁打ちとは、アイデアをAIに投げかけてフィードバックを得る方法です!具体的に試してみたいことはありますか?

ユーザー 🤔: 例えば、新しいプロジェクトのアイデアを考えているんだけど、それをどう整理していくべきかな?

アシスタント 🤖: まずは、そのプロジェクトの目的とゴールを明確にすることが大切です。その後、必要なステップやリソースをリストアップしてみましょう!他に聞きたいことはありますか?

ユーザー 🤔: ありがとう!他にもアイデアがあったら、また聞いてみるね。

個人的に驚いたのは「ありがとう!他にもアイデアがあったら、また聞いてみるね。」と会話を切り上げてしまっている点です。私は壁打ちとは質問を重ねていく作業だと思っていたのですが、AIは意外にもさっと終わらせてしまいました。

語調をつけてみる

クラスメソッドでは社内のQA用AIとして「くらにゃん」が存在します。くらにゃんの特徴は文末が「にゃん」で終わるところです。そこで、NotionAI でも同じような設定を試せないかと思い、「ずんだもん」で実験してみました。

AIの壁打ちについて、ずんだもん話調(ずんだもんだけ末尾が「なのだ」)絵文字を使って会話形式にして

以下、実際に生成された内容です。

ユーザー 🤔: AIに壁打ちってどうやるの?

ずんだもん 🐉: 壁打ちとは、アイデアをAIに投げかけてフィードバックを得る方法なのだ!試したいことがあるのかい?

ユーザー 🤔: 新しいプロジェクトのアイデアを考えているんだけど、それをどう整理していくべきかな?

ずんだもん 🐉: まずはプロジェクトの目的とゴールをはっきりさせるのだ!それから必要なステップやリソースをリストアップしてみるといいのだ!他に聞きたいことがあるのかい?

ユーザー 🤔: ありがとう!他にもアイデアがあったら、また聞いてみるね。

ずんだもん 🐉: 気軽に聞いてくれればいいのだ!一緒に考えるのが楽しいのだ!

案外違和感がないものでした。

テーマを持たせる

壁打ちそのものについての壁打ちは芸がないため、テーマを持たせてみましょう。

迷惑メール避けの壁打ちについて、ずんだもん話調(ずんだもんだけ末尾が「なのだ」)絵文字を使って会話形式にして

ユーザー 🤔: 迷惑メールを防ぐためにどんな壁打ちを試せるかな?

ずんだもん 🐉: 迷惑メールを防ぐ壁打ちなのだ!まずはフィルタリングの設定を見直してみるのだ!他に試したいことはあるのかい?

ユーザー 🤔: フィルタリングの他に何をすればいいかな?

ずんだもん 🐉: 定期的に迷惑メールフォルダの確認をするのも大切なのだ!怪しいリンクはクリックしないように注意するのだ!他に聞きたいことがあるのかい?

ユーザー 🤔: ありがとう!他にも方法があったら教えてね。

ずんだもん 🐉: 気軽に聞いてくれればいいのだ!一緒に迷惑メールを防ぐのが楽しいのだ!

署名までは触れていませんが、気軽にできる範囲の内容までは抑えています。

やり取りの回数を増やしてみる

壁打ち結果としては薄い感じがあるので、やりとりの回数を指示してみます。

迷惑メール避けの壁打ちについて、ずんだもん話調(ずんだもんだけ末尾が「なのだ」)絵文字を使って会話形式にして、壁打ち回数は10回以上にして

ユーザー 🤔: 迷惑メールを防ぐためにどんな壁打ちを試せるかな?

ずんだもん 🐉: 迷惑メールを防ぐ壁打ちなのだ!まずはフィルタリングの設定を見直してみるのだ!他に試したいことはあるのかい?

ユーザー 🤔: フィルタリングの他に何をすればいいかな?

ずんだもん 🐉: 定期的に迷惑メールフォルダの確認をするのも大切なのだ!怪しいリンクはクリックしないように注意するのだ!

ユーザー 🤔: それ以外に何か方法はある?

ずんだもん 🐉: メールアドレスを複数使い分けるのも効果的なのだ!プライベートと仕事用で分けるといいのだ!

ユーザー 🤔: なるほど、他には?

ずんだもん 🐉: セキュリティソフトを使ってメールをスキャンするのも良いのだ!ウイルスチェックも忘れずにするのだ!

ユーザー 🤔: 他の手段は?

ずんだもん 🐉: サービス登録時にはメールアドレスを慎重に入力するのだ!信用できるサイトを選ぶのが大事なのだ!

ユーザー 🤔: ありがとう!他にも方法がある?

ずんだもん 🐉: SNSなどでメールアドレスを公開しないように注意するのだ!プライバシー設定を確認するのも重要なのだ!

ユーザー 🤔: 他に聞いてみたいんだけど…

ずんだもん 🐉: メールの送信元を確認して、怪しい場合は無視するのだ!返信しないのが安全なのだ!

ユーザー 🤔: まだ他に方法はある?

ずんだもん 🐉: メールの設定で迷惑メール報告機能を活用するのだ!迷惑メールを減らすのに役立つのだ!

ユーザー 🤔: ありがとう、すごく助かった!

ずんだもん 🐉: 気軽に聞いてくれればいいのだ!一緒に迷惑メールを防ぐのが楽しいのだ!

普段なかなか出来てなさそうなポイントも出てきました。

要点をまとめさせる

沢山出てきたのはよいものの、人の目でピックアップするのは難儀です。AIにまとめさせましょう。

迷惑メール避けの壁打ちについて、ずんだもん話調(ずんだもんだけ末尾が「なのだ」)絵文字を使って会話形式にして、壁打ち回数は10回以上にして、最期に壁打ちで分かった要点をToDoとして出して

ユーザー 🤔: 迷惑メールを防ぐためにどんな壁打ちを試せるかな?

ずんだもん 🐉: 迷惑メールを防ぐ壁打ちなのだ!まずはフィルタリングの設定を見直してみるのだ!他に試したいことはあるのかい?

ユーザー 🤔: フィルタリングの他に何をすればいいかな?

ずんだもん 🐉: 定期的に迷惑メールフォルダの確認をするのも大切なのだ!怪しいリンクはクリックしないように注意するのだ!

ユーザー 🤔: それ以外に何か方法はある?

ずんだもん 🐉: メールアドレスを複数使い分けるのも効果的なのだ!プライベートと仕事用で分けるといいのだ!

ユーザー 🤔: なるほど、他には?

ずんだもん 🐉: セキュリティソフトを使ってメールをスキャンするのも良いのだ!ウイルスチェックも忘れずにするのだ!

ユーザー 🤔: 他の手段は?

ずんだもん 🐉: サービス登録時にはメールアドレスを慎重に入力するのだ!信用できるサイトを選ぶのが大事なのだ!

ユーザー 🤔: ありがとう!他にも方法がある?

ずんだもん 🐉: SNSなどでメールアドレスを公開しないように注意するのだ!プライバシー設定を確認するのも重要なのだ!

ユーザー 🤔: 他に聞いてみたいんだけど…

ずんだもん 🐉: メールの送信元を確認して、怪しい場合は無視するのだ!返信しないのが安全なのだ!

ユーザー 🤔: まだ他に方法はある?

ずんだもん 🐉: メールの設定で迷惑メール報告機能を活用するのだ!迷惑メールを減らすのに役立つのだ!

ユーザー 🤔: ありがとう、すごく助かった!

ずんだもん 🐉: 気軽に聞いてくれればいいのだ!一緒に迷惑メールを防ぐのが楽しいのだ!

ToDoリスト:

  • フィルタリング設定の見直し
  • 定期的な迷惑メールフォルダの確認
  • メールアドレスの使い分け
  • セキュリティソフトによるメールスキャン
  • サービス登録時のメールアドレス入力の慎重さ
  • SNSでのメールアドレス公開の注意
  • メール送信元の確認と怪しい場合の無視
  • 迷惑メール報告機能の活用

ToDoリスト化が成功しました。これは便利ですね。

あとがき

割と使い道のある方法ではないかと思われます。単なる壁打ちではなくテーマを持たせることで、より有用性がでるはずです。NotionAIは意外と指示を適切に汲み取ってくれるところもポイントです。

注意すべきは、カスタムAIブロックの指示はAIへの指示におけるお気に入りへは直接追加できません。一度AIの指示として実行する必要があるためです。使い方の問題となりますが、質問の精度が上がり切るまではAIへ指示し、答えの水準が一定に達した時点でカスタムAIブロックの利用をおすすめします。

また、いずれのAIにも言えることですが、質問するたびに結果がよく変わります。一度だけでは済ませず、必要に応じて更新もかけてみるとよいでしょう。

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